アニメ「ブルーロック」大規模イベント、浦和希が潔に泣かされた人たちでチームを結成

2023年11月27日2023年11月27日 editor

「ブルーロックエゴイストフェスタ2023」の様子。

金城宗幸・ノ村優介原作によるTVアニメ「ブルーロック」シリーズ初の大規模イベント「ブルーロックエゴイストフェスタ2023」が去る11月26日に東京・アリーナ立川立飛にて開催された。

のべ1万人のファンが来場し、全国67館の映画館でライブビューイングも実施された同イベント。会場にはパネル展示、作中に登場するモニタールームを再現したフォトスポット、オリジナルメニューのキッチンカー、物販コーナーなど数々のエリアが展開された。ステージには潔世一役の浦和希、蜂楽廻役の海渡翼、國神錬介役の小野友樹、我牙丸吟役の仲村宗悟、五十嵐栗夢役の市川蒼、鰐間淳壱役と鰐間計助役の鈴木崚汰、凪誠士郎役の島崎信長、剣城斬鉄役の興津和幸、糸師凛役の内山昂輝が登壇。それぞれキャラクターのセリフをオマージュした挨拶をすると、客席からは大歓声が上がる。島崎は今回参加できなかった内田雄馬演じる御影玲王のラバーバンドをつけて登場。小野も斉藤壮馬演じる千切豹馬のラバーバンドをつけて現れ、それぞれが相方の存在をアピールした。

ステージではキャスト陣が朗読劇を披露。斬鉄と鰐間兄弟、凪の朗読では、それぞれがおなじみのセリフで観客とのコール＆レスポンスを楽しんだ。イベントならではのキャスト陣の姿や演技に沸き上がる会場。朗読を終えた浦は「生で『ブルーロック』の朗読をやるのは、初めてじゃないですか!? こうやって彼らは『ブルーロック』で生きているんだなぁと、改めて感じましたね」と語る。小野は「（市川）蒼くんから栗夢の声がするのがすごく新鮮で……！アニメの絵を見ていると全然感じないけど、本人の顔を見ながらやると違和感があって面白かったです！（笑）」と振り返った。

トークコーナーでは“ブルーロック絶対的な名シーン！”というお題が展開された。海渡は、第1話のラストシーンで蜂楽が潔にパスを出し、潔の“エゴ”が初めて垣間見える場面を回答。「やっぱりこのシーンがないと潔の物語が始まらないし、『ブルーロック』自体が始まらないなと思ったのでこのシーンを選びました！」と述べる。島崎は「玲王の凪への執着が見えるシーン詰め合わせ」と回答。会場に映し出されたさまざまな玲王の顔に「玲王がこんな顔（険しい顔やつらそうな顔）をするところも、これだけ凪のことを思ってくれているのかと感じました」と、凪と玲王の絆を実感した。凛がみんなに英語を教えるシーンを挙げるのは内山。「束の間の日常のシーンも好きで、特にこのシーンは凛がすごくいじられていて（笑）、凛のかっこいいだけじゃないところが見られて好きでしたね」とお気に入りのシーンを明かした。

続いて“俺的3人1組お前と組みたい“というテーマで、それぞれが理想のチームを想像する。浦が挙げた組み合わせは潔、二子一揮、成早朝日。理由を「潔に泣かされた人たちです（笑）。また泣いてほしいなと思って（笑）」と話し、一同から「いや、怖いよ！」とツッコミが入る。市川は栗夢、雷市陣吾、蟻生十兵衛を組み合わせ「セクシーフットボールオシャ坊主です！（笑）」と説明し、観客の笑いを誘った。

その後、TVアニメ1期第2クールのオープニング主題歌を担当したASH DA HEROが「Judgement」を披露。13話のエンディングに入る前の潔、蜂楽、凛のシーンが生アフレコで再現されライブに入ると、観客はスタンディングし大いに盛り上がる。さらに1期第1クールのエンディング楽曲「WINNER」を仲村が歌唱すると、観客は手拍子を送り会場のボルテージは最高潮となった。「ブルーロック」の大ファンであるというボーカルのASHはライブ後、主題歌のオファーをもらった際の喜びと、楽曲制作の苦労を述懐。もともと英語が多かった歌詞を、楽曲がかかるシーンを見て書き換えたことを明かす。「やっぱりもっと日本語の歌詞で“エゴく”、『ブルーロック』への想いを詰め込んだほうがいいなと思って、本当に直前に歌詞を書き換えました」と振り返った。

イベントのラストには「劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-」の公開日が2024年4月19日であることが発表され、予告編映像とメインビジュアルが解禁に。島崎は「いやぁ、本当にうれしいです！既にアフレコ収録も始まっていて、高まっています!! 凪の視点から見る『ブルーロック』もいろんな発見がありますし、楽しいので、ぜひご覧いただきたいです！」と伝える。続いて浦も「『ブルーロック』を知っている人はもちろんですが、初めて観る方にも楽しんでいただける内容になっています！」とコメント。興津は映像を絶賛しつつ「あまり詳しくは言えないですが、映像を見てみんな恐れおののくがいいよ！（笑）」とファンの期待を煽った。

終わりの挨拶では浦が「『ブルーロック』は本当にたくさんの魅力が詰まっている作品。こんな『ブルーロック』愛に溢れた空間にいられて幸せです！『ブルーロック』には、いつも新しい体験をさせてもらっています。みなさんに感謝を返せるよう、劇場版、2期もがんばります！」と意気込みを見せる。最後に、浦のかけ声とともに「世界一のストライカーになるのは、“俺だ！”」と観客が声を合わせ、一体感に包まれる中イベントは幕を閉じた。

なお、「ブルーロックエゴイストフェスタ2023」はABEMA PPV ONLINE LIVEにてアーカイブ配信される。昼の部の様子は11月29日14時から、夜の部の様子は同日18時から配信され、ともに12月13日17時まで閲覧できる。